診療内容

当院の診療内容をご案内いたします。当院で診療しております部位と症状、予想される診断や原因を解説しておきますので、どうぞ参考にしてください。
より確実な診断については、当院の医師スタッフにお任せください。ご来院を心よりお待ちしております。

かぜ

かぜは急性の気道(呼吸の空気の通り道)感染症です。症状は主に鼻から喉頭までの上気道の症状―くしゃみ、鼻汁、鼻閉、咽頭痛、咳、痰、声がれです。発熱、頭痛、全身倦怠感などの全身症状を伴うこともあります。原因の多くはウイルス感染と考えられています。特にインフルエンザウイルスによるものは症状が強く、毎年職場や学校などでも問題になっています。

軽症のかぜは自然に治る場合も多いですが、鼻やのどの炎症が長引くと中耳炎(耳閉感、耳痛)、急性副鼻腔炎(黄色鼻汁、顔や歯の痛み)、扁桃炎や扁桃周囲膿瘍(のどが痛くてつばも飲めない)などの重大な合併症を引き起こします。耳鼻咽喉科では耳、鼻、のどを直接診て治療することができます。たかがかぜと油断せず、症状が長引く時は早めに受診して下さい。

耳の病気

耳痛(耳が痛い)、耳漏(みみだれ)、耳のかゆみ

外耳道炎・外耳道湿疹 耳かきのやりすぎのことが多い。
急性中耳炎 かぜの最中に突然耳が痛い、聞こえが悪い。症状を言えない赤ちゃんでは発熱、不機嫌に泣く、耳を気にするなどの症状に注意して下さい。
慢性中耳炎 鼓膜に穴があいて、みみだれを繰り返し聞こえが悪い。

難聴(聞こえが悪い)、耳閉感(耳が詰まった感じ)

耳垢栓塞 みみあかが外耳道に詰まった状態。
滲出性中耳炎 痛くない中耳炎で、子供と老人に多い。特に子供では鼻水が続いた後に、聞き返しや呼んでも返事をしない等の聞こえの悪い症状に注意。
低音障害型難聴 心身のストレスが原因となることがある。耳閉感、音が響いて聞こえる等の症状が、時に良かったり悪かったりする。
突発性難聴 原因不明の突然起こる難聴。通常一側性でめまいを伴うこともある。なるべく早く治療を始めることが肝要です。
メニエール病 ぐるぐる回るめまいと共に、耳鳴りと難聴をきたす。吐き気や頭痛を伴うことも多い。発作を繰り返す。
音響性聴器障害 耳元で予期しない強大音(花火や爆発など)を聞いた後に起きる難聴(音響外傷)。あるいはロックコンサートなどを聞いた後や携帯型音楽プレーヤーで長時間音楽を聴くことによるヘッドフォン難聴(急性音響性難聴)。

鼻の病気

くしゃみ、鼻汁、鼻閉

アレルギー性鼻炎 アレルゲンというアレルギーの原因となるものによって、症状が引き起こされる鼻炎。通年性のダニ、ハウスダストによるアレルギーと季節性のスギ(3~5月)、カモガヤ(イネ)(5~6月)、ブタクサ(8~9月)、ヨモギ(9~10月)などによる花粉症がある。治療は症状を抑える薬物療法と根治が期待できる舌下免疫療法がある。
舌下免疫療法:ダニ(ミテイキュア)、スギ(シダトレン)を行っています。ご希望の方は受診のうえご相談下さい。
急性副鼻腔炎 かぜをひいたあとから黄色い臭い鼻汁がでる、顔や歯が痛い、時に頭痛や発熱がある。
慢性副鼻腔炎 汚い鼻汁が続く、いつも鼻づまり、頭が重い。

鼻出血

子供・青少年 子供や青少年ではほとんどが鼻の入り口近くからの出血のことが多い。出血時は下を向いて鼻翼を強く圧迫することで止血することが可能。心配いらないことが多いが、頻回の出血は治療が必要です。
大人・老人 大人や老人では高血圧や動脈硬化などが基礎にあることもある。血液をサラサラにする薬を服用している場合は止血しにくい。鼻内や副鼻腔の癌にも注意が必要です。

のどの病気

のどの痛み

急性咽喉頭炎(のどかぜ)
急性扁桃炎 扁桃腺が赤く腫れて白いぶつぶつが付く。放置すると扁桃周囲炎や扁桃周囲膿瘍などの重症に進行することがある。嚥下困難(飲み込めない)、呼吸困難(息が苦しい)などの症状は即、受診が必要です。

声がれ

声帯ポリープ 教師や歌手など声を使う人に多い。
喉頭癌 喫煙者は特に注意が必要です。

めまい

良性発作性頭位めまい症 頭を動かすと(寝たり、起きたり、寝返り) 数秒間ぐるぐる回るめまい。
メニエール病 発作的に耳鳴り、難聴(耳の詰まった感じ)と共に起きる回転性のめまい。発作を繰り返す。
前庭神経炎 突然発症する数日間続く回転性のめまい。耳鳴り、難聴を伴わない。

その他

耳鼻咽喉科では、人間の五感―視・聴・嗅・味・触 のうち、聴覚、嗅覚、味覚の3つの感覚を扱います。これらは皆、日常の生活にとても大切です。耳、はな、のどの異常や心配なことがありましたら、どうぞ早めに受診して下さい。

補聴器外来

難聴のために日常生活で言葉の聞き取りに不便を感じ、コミュニケーションに支障がある時は積極的に補聴器を活用しましょう。難聴者本人が希望しない場合でも、周囲の家族が不便を感じる時は、まず試してみると良いでしょう。補聴器は聞こえを補う機械であり、本来のひとの耳とは聞こえ方が違います。難聴をきちんと検査して、一人一人にあった調整をし、補聴器をつけての聞き取りの練習が必要です。

当院では予約制で補聴器の相談外来を行っています。当院は厚生省が定める補聴器適合施設としての認可を受けており、院長、副院長ともに福島県の補聴器相談医です。
また、認定補聴器技能者が補聴器の調整を行っています。まず外来を受診して頂き、耳の病気の有無を診断し、難聴の検査を行い、その後に補聴器のフィッテイングを行います。そのあとで補聴器の貸し出しをして、補聴を必要とする実際の状況(自宅、学校、会議、講演会など)で試聴を繰り返した後に購入を検討していただきます。補聴器購入後は聞こえの経過観察、補聴器のメンテナンスも行ってまいります。

補聴器適合検査施設とは?
厚生労働大臣の定める施設基準に適応した届出施設です。
厚生労働省主催の適合補聴器判定医師研修会を修了した医師が、補聴器適合検査に必要な装置・器具を用いて、補聴器の管理・指導を行う施設です。